ご依頼いただいた事件について、一定の成果を獲得できましたので報告させていただきます。
※政治的なコラムが続いていましたが、もちろん普通に弁護士業務をしています
【事件の概要】
酒に酔っている状況において、包丁で刺してしまったという殺人未遂事件です。
「殺す気はなかった」と殺意を否認。国選弁護人として活動しました。
※国選弁護人(裁判所のからの選任による弁護人)
殺人未遂は、裁判員裁判対象事件です。重大な事件であるため、起訴される前から、裁判員裁判を見越した適切な弁護活動が求められます。そのため、多くの場合、国選弁護人が二名選任されます(通常は一名だけ)。
今回は、すでに一人目の国選弁護人が選任されている中、いわば助っ人として二人目に選任される形で弁護活動を行いました。
警察は殺意があったという見立てを立てており、被疑者の話に耳を傾けませんでした。取調べにおいては、ひたすら「殺意があった」と言わせるための取調べが行われていました。
受任後、連日の接見を伴う困難な活動でしたが、適切な弁護活動を行うことで殺人未遂での起訴を免れることができました(傷害事件の限度で起訴)。
刑事事件のうち、特に被疑者段階からの弁護活動は、弁護士になった直後から力を注いできた分野です。
先日も、弁護士を対象とした沖縄弁護士会の研修で、講師を務めさせて頂きました。
困難な刑事事件、特に否認事件は当事務所で力を入れている分野となりますので、お困りの際は、早めにご依頼ください。早めが大事です。