・相談料を用意するのが難しいために、弁護士に相談できない。
そんな理不尽なことがないよう【民事法律扶助(法テラス)】という制度があります。
今回は、この制度を、沖縄県民の所得などと比較してご紹介します。
まず、以下AとBの両方の条件を満たす場合、当事務所への法律相談が無料で受けられます。
(詳しくはこちらをご覧ください→こちら)
A.家族の収入の合計額が一定基準以下であること。
単身者 | 182,000円以下 |
2人家族 | 251,000円以下 |
3人家族 | 272,000円以下 |
4人家族 | 299,000円以下 |
5人家族 | 329,000円以下 |
以下1名増加につき加算 | 30,000円ずつ |
B.家族の預貯金の合計額が一定基準以下であること。
単身者 | 180万円未満 |
2人家族 | 250万円未満 |
3人家族 | 270万円未満 |
4人家族以上 | 300万円未満 |
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上の基準が、どれくらいのものなのか、その目安を示すために、
<沖縄県民の世帯人員別の平均月収>を調べてみました。
<沖縄県民の世帯人員別平均月収>
2人以上の世帯 平均手取り月収
・2人家族(例:夫婦のみ) | 273,778円 |
・3人家族(例:夫婦と子1人) | 297,699円 |
3人家族
(◆うち有業者1人) |
221,012円 |
・4人家族以上(例:夫婦と子2人) | 352,417円 |
4人家族以上
(◆うち有業者1人) |
318,687円 |
※平成26年全国消費者実態調査・沖縄県
(◆有業者とは・・・普段収入を得ることを目的として仕事をしている人)
※上記データをグラフにした<世帯人員別収入対比グラフ>を最後の方に掲載してあります。
比較してみると、沖縄県民の平均月収が法テラスの収入条件を多少上回っている状態です。
しかし、その差額は2~3万円程度です。実は、多くの方が無料で弁護士に相談できるということです。
これだけだと、まだよく分からないので、以下のデータもご覧下さい。
<年代別・男女別の沖縄県民の平均手取り月収データ>
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※Website「収入ガイド」の数値を引用し試算。
(試算法:「収入ガイド」掲載の数値÷12ヶ月×80%)
このデータは<沖縄県民の年代別・男女別の手取り月収>を計算してみたものです。
世帯を構成するご家族の年代によって、収入が大きく変わっていることが分かります。
実際、相談を無料にする制度を利用している方には、若い方が多くいらっしゃいます。
ご参考にしていただければと思います。
※さらに、離婚や浮気などの夫婦間の事に関する相談については、【法テラスの条件A・B】から、
配偶者の分の収入・預貯金は除いて、相談者一人の分のみで計算します。そのため、特に夫婦間の問題
の多くは、無料で相談することができます。
相談料が準備できないかもしれない・・・。と、相談を諦めないで下さい!
この制度は、とても多くの方に利用されていますので、ぜひ利用をご検討ください。