『復興半ば 続く支援』『次世代へ教訓継ぐ』
【2021年3月10日 琉球新報28面・29面】
東日本大震災から10年目を迎える3月11日を前に、先日2月26日に琉球新報本社にて当事務所弁護士小口幸人を含む、県内当事者及び支援者の座談会が開かれ、その様子が琉球新報に掲載されました。
この座談会では、テーマを大きく「語り継ぐ意味」「課題」「10年を振り返って」「沖縄からできること」に分け、これからの課題や支援の在り方などについてそれぞれの意見が交わされました。
その中で、弁護士小口は「災害関連死として人の命が残した教訓を放置せず、再度生かして備えるべきだ」と強く訴えています。
記事を一通り読んだあと、はたして私は「教訓を生かす」事ができているだろうかと、
生活を振り返ってみました。
一応で準備している防災グッズは数年前のまま。
住んでいる地域のハザードマップは、引っ越してきた当時に見た限りで、
家族で確認することはおろか、しばらく見てもいませんでした。
そして、子の通う保育園では定期的に避難訓練が行われており、
まさに今日、保育園のカレンダーで避難訓練の日となっています。ただ、その詳細は知りません。
今、恥ずかしい気持ちと、反省の念、子ども達に対する申し訳なさでいっぱいです。
あの日から10年目を迎えようとしている今、災害への備えについて家族でしっかり話し合い、
それを継続していかなければならないと強く感じました。
そして、子ども達を園から迎えたら、
「ひなんくんれん、どうだった?」「みんなでどこにいったの?」など聞いてみて、
これから少しずつ「命をまもること」について話す機会を増やしていこうと思います。
《事務局》