『日々小論 守るべきものは』
【2023年5月11日 神戸新聞】
(https://www.kobe-np.co.jp/column/hibi/202305/0016337045.shtml)
先日5月1日に開催された日本弁護士連合会主催のシンポジウム「大災害と民主主義」にパネリストとして参加された長沼隆之氏の記事において、弁護士小口のコメントがピックアップされましたので報告致します。
記事の中で、長沼氏は「国会での議論が広く知られていない現状に危機感を抱いた」と語っています。
思い返せば、たしかに、ニュースや新聞等で国会議員の任期延長についての議論についての報道や記事は、あまり大きくはありません。
さらに、“国会議員の任期延長”、“国会の機能の維持”-。
難しい教科書を読んでいるようで、私たちの日常生活に直結しているようには思えず(本当は私たちの社会、ひいては私たちの生活の議論ではあるのですが)、他の議論に目がいきがちです。
しかし、よく注意してみると、弁護士小口のコメント「避難先から投票できる仕組みの導入など、災害に強い選挙制度に改めておくべきだ」にもあるように、私たちが現在行っている選挙の方法にも通ずるところがあります。
苦手意識を側に置いて、報道や記事に目を通してみる。
意味が分からなくても、とりあえず読んでみる。
漢字ばかりの羅列、堅苦しい言葉から逃げがちの私が、報道や新聞を前に取り組んでいることです。
自分なりの方法で、出来ることからコツコツと目を向けていくことで、社会が少しずつ見えてきているような気がしています。
《事務局》