【事件の概要】
既に複数回家庭裁判所に送致されたことのある少年が、保護観察中に、新たな非行事件(建造物侵入・窃盗)が発覚した。
【結果】
少年院送致を免れ、保護観察処分となり自宅に戻ることができました。
【ポイント】
少年事件では、大人の刑事事件と異なった視点での弁護活動が必要となります。
被害弁償等も大事ですが、それ以上に少年と向き合い、対話を重ね、内省を深めてもらい、それを裁判官に評価して貰うよう活動する必要があります。
本件では、親や職場等の環境調整をするとともに、少年と対話する回数を多く持ち内省を深めてもらい、裁判所にもこの点を評価してもらうことができました。
また、経済的に厳しいという事情もあったため、被疑者段階・付添人段階ともに国選弁護事件となりましたが、審判の中で経済的に厳しいこと、費用負担させないことが更生にも重要であること等を示すことで、弁護士費用を本人に負担させないという結論になりました。この点でもよかったと感じております。
当事務所では、刑事事件はもちろん、少年事件にも力を注いでいます。
早めの相談が重要ですので、まずはお気軽にご相談下さい。