先日5月1日、日本弁護士連合会主催のシンポジウムに、当事務所の弁護士小口幸人が参加しましたので報告致します。
現在、衆参両院の憲法審査会において、大規模災害、新型コロナウイルス感染症、様々な世界情勢等を背景に、緊急事態条項の創設を求める声が相次いでいます。
それらの声について、検証を行い、さらに憲法改正について議論をする場として、5月3日の憲法記念日を前に、今回のシンポジウムが開かれました。
シンポジウムではまず、弁護士小口が、憲法審査会の議論の状況及び日本弁護士連合会の活動についての報告を行い、その後、東京都立大学法学部教授・木村草太氏、災害復興に精通している神戸新聞社論説副委員長・長沼隆之氏と共に、「議員の任期延長案と被災地における選挙について」のテーマのもと、パネルディスカッションが行われました。
報道などで任期延長のニュースを見る度、「誰のために任期延長をしようとしているのだろう?」という疑問が湧いてきます。
そして同時に、意識していないと、気付かないうちに社会が変ってしまうという不安も込み上げてきます。
改憲の前に、すべき事はちゃんとなされているのだろうか?
任期延長以前に、もっと議論する事があるのではないだろうか?
私たちのこれからのため、子ども達に繋げる将来のため、本当に必要な事、残すべき事、変えていくべき事をしっかりと見定めていかなければならないと、改めて感じるきっかけになりました。
≪事務局≫