先日のコラム 早急に義援金禁止法制定を で求めた義援金差押禁止法が、無事成立しそうです。ひとまずよかったです。
とはいえ、このようなドタバタになったのは熊本地震後も恒久法化されなかったことが原因です。速やかに臨時国会を開き、恒久法を成立させていただき、二度と同じことが起きないようにしていただきたいです。
先日のコラム 早急に義援金禁止法制定を で求めた義援金差押禁止法が、無事成立しそうです。ひとまずよかったです。
とはいえ、このようなドタバタになったのは熊本地震後も恒久法化されなかったことが原因です。速やかに臨時国会を開き、恒久法を成立させていただき、二度と同じことが起きないようにしていただきたいです。
平成30年西日本豪雨の被害について、義援金を出した方は多いのではないでしょうか?
さて、みなさんはどんな気持ちで義援金を出しましたか?
被災者の方の「生活再建」に使ってほしいと思ってではないでしょうか。私もそうです。
しかし、このままでは義援金のかなりの部分が、
「地震で壊れた家の震災前のローンの返済」に充てられてしまうことになります。
これを避けるためには、東日本大震災のときのように、義援金差押禁止法の立法が必要です(東日本大震災関連義援金に係る差押禁止等に関する法律)。少し細かい話になりますが説明します。
まず、破産について定めた破産法という法律があります。破産法は、34条3項2号で、仮に破産をしたとしても「差押禁止財産」は手元に残して生活再建に使える、手元に残せると定めています。よって、義援金差押禁止法ができると、仮に被災者の方が破産したとしても、義援金を手元に残して生活再建に使うことがで
きるようになります。
そして、破産をしたときでさえ残せるわけですから、昨年12月に発表され、熊本地震で幅広く利用されることが見込まれている「被災ローン減免制度(自然災害による債務者の債務整理に関するガイドライン)」を利用して、震災前の住宅ローンの減額や免除を受けたとしても、義援金を手元に残し生活再建に充てることができるようになる、ということです(清算価値保障原則といいます)。
例えば、震災で住宅が全壊等したときに受け取れる被災者生活再建支援金や、
震災でご家族が亡くなられたときに受け取れる災害弔慰金は、どちらも差押禁止財産になっています。
これと同じように、東日本大震災のときのように、義援金も差押禁止財産にされるべきです。
金融機関も被災したんだから、そんなことを定めるのはよくない、とお感じになる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、例えば金融機関はローンを組むときに「もしものときは義援金から返済してもらおう」と考えていたでしょうか。
こういった視点は法律の世界では「取引の安全」に関する重要な事項だと考えられています。世の中では多くの取引がされている以上、軽はずみに後から法律をいじって、取引当事者の予想外のことをしてはならないという考え方です。
この考え方はとても大事なのですが、私は義援金を差押え禁止にしても取引の安全を害さないと思います。
なぜなら、金融機関は地震保険加入を義務づけていないし、地震保険をローン返済の担保にとってもいないからです。地震のときのことを考えたならば、地震保険加入を義務づけ、地震保険金をローン返済の担保にとっているはずです。しかし、それすらもしていない以上、義援金を返済のあてにしているはずがありません(取引の安全のためにも、義援金差押禁止法は恒久法にした方がよいと思います)。
以上のとおりですので、義援金差押禁止法を、政府でも超党派の議員立法でもかまわないので、早急に立法してほしいと思います。
【さて】実は、ここまでの部分は、以前の私の投稿のコピペです。熊本地震のときにも、全く同じ問題状況が起きたのです。そして、実際に無事指摘しました。
平成二十八年熊本地震災害関連義援金に係る差押禁止等に関する法律
本来であれば、こういう問題は今後の災害でも起きるわけですから、「恒久」的な法律を次の国会あたりで成立させなければならないのですが、それがされないうちに、また大きな災害が起きてしまいました。
今国会の会期はあとわずかです。大至急、上記と同様の特措法を成立させた上で、秋の臨時国会では必ず恒久法の制定をお願いしたいです。
先日6月27日、警視庁警備部災害対策課が『水で作る「カップ焼きそば」』について、twitterにて紹介していました。投稿内容によるとどうやら水で作るシリーズはこれが2回目で、昨年は水で作るカップ麺を紹介していたようです。
この投稿を受けて、当事務所においても、早速挑戦をしてみました。
今回使用したのは、明星一平ちゃん~夜店の焼きそば~です。
まずは、パッケージを開封し、通常熱湯を注ぐように水を注ぎます。
熱湯では3分のところ、水で作っていることから、まずは10分待ってみました。
そして10分が経過。
10分経過の時点では、ただただ水に麺が浸かっているだけの状態です。
少しほぐしてみたところ、麺全体がお箸に付いてくる感じです。
そして、警視庁twitter紹介の20分が経過しました。
なんと、なんと!!
麺を持ち上げてみると熱湯3分の時と同じ感覚になっていました。
味付け前の麺を試食したところ、しっかりとモチモチになっており、いつもの(熱湯)カップ焼きそばと同じ食感でした。
警視庁twitterのとおり、20分で出来上がりました。
ここからは、熱湯で作るカップ焼きそばと同じ要領で、水切りをし、附属のソースを絡めて出来上がりです。お好みでマヨネーズも・・・。
本当に、水でカップ焼きそばが出来てしまいました。
麺の食感も、味も何ら熱湯と変わらず出来てしまいました。むしろ、沖縄の水道水の温度のせいか、少し延び気味でした。もう少し短い時間の方がよかったかもしれません。
今日現在、西日本を中心に過去の記録を上回る猛烈な大雨が続いております。
東海、北陸、近畿地方などで、すでに避難指示・勧告がだされている地域もあり、気象庁は今後、大雨特別警報を発表する可能性があるとしています。大雨は8日にかけて続く見通しで、土砂災害や河川の増水・氾濫、低地の浸水に厳重に警戒するよう呼びかけています。
さらに、台風第8号(マリア)が勢力を増しながら、沖縄本島に接近しております。
気象庁の最新予報(2018年7月6日12時45分)では、7月9日午前9時時点で【中心気圧:905hPa、最大瞬間風速:80m/s】となっております。沖縄本島に上陸する頃には、更に勢力が増している恐れもあるという状況です。
ご自身の地域、また最新の防災情報をチェックし、早めの対策・対応をお心掛けください。
■最新の情報は以下気象庁HPよりご確認下さい。
■気象庁HP>防災情報
http://www.jma.go.jp/jma/menu/menuflash.html
なお、政府広報オンラインでは、暮らしに役立つ情報ページにおいて、大雨や台風への備えや既に警報、注意報が発表されているときの対応等が紹介されています。
■「大雨や台風の気象情報に注意して早めに防災対策・避難行動を行いましょう」(政府広報オンライン)
南山法律事務所は、沖縄本島全域に暴風警報が発令されていることから、7月2日(月)は臨時休業とさせていただきます。
関係各所の皆さまにはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。