『弾薬除去 国は感謝を』
【2021年8月4日 沖縄タイムス29面】
先日7月26日、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界自然遺産に登録された事を受け、弁護士小口のコメントが掲載されましたので報告致します。
記事の中で小口は、先日家宅捜索を受けたチョウ類研究者の宮城秋乃氏の話題に触れ、
「宮城氏がしてきたいわばごみ拾いのボランティア活動は土地の価値を増やす行為である。」「(県と国頭村は)汚染除去等の不十分さを発見してくれたことについても感謝すべき立場だ。」とコメントしております。
今回登録された4島には、国の天然記念物ヤンバルクイナ(沖縄本島北部)、イリオモテヤマネコ(西表島)など、独自に進化を遂げた希少種が生息しており、国土0.5%に満たない面積に絶滅危惧種が95種、固有種は75種を数えるといいます。
その中で、沖縄北部やんばるの森で希少種を守るための活動をしてきたのが宮城氏であり、宮城氏が挙げ続けた声のお蔭で、これから守るべき自然遺産のために、国や沖縄県が本来すべき(であった)事が見えてきたように思えます。
報道において県は『「米軍由来の廃棄物がたびたび発見されていることは大変遺憾」と指摘し、廃棄調査と速やかな撤去などを防衛局に要請している』としていますが、沖縄県警が踏み込んだ先日の家宅捜索については、どのように考えているのか気になって仕方がありません。
≪事務局≫